2015/03/16

東北キャラバン2015春

東日本から丸四年経ちました

3.11を挟んで東北へ

ファンファーレロマンギャルドとして

行ってまいりました




初日は京都パーカーハウスロールにて

東北へ行く人、見送る人が

一同にごちゃ混ぜで演らせてもらいました



















太鼓隊が6人も居る

贅沢な編成!




















たくさんの人に応援頂いて見送って頂きました!




次の日は東北を目指す前に

長野県は大町市のYショップさんにて

この日から参加したYショップのYドルユッキィが

ボーカルを務めるご当地ソング

"恋のシュプール"(作詞 ユッキィ・作曲 瀬戸信行)は

照喜名さんのラップや

皆のコーラスも楽しいウキウキソングでした♪♪



















きつい雨が降る中たくさんのお客様が

遊びにきてくれました!

演者もお客様もギュウギュウ!!





















終演後頂いた

ゲレンデで食べるような懐かしい

カツカレー北アルプス盛が美味いのなんの!

また元気を頂きました!




























三日目はいよいよ東北入り

時間があったので南三陸の町を見て回りました

南三陸さんさん商店街の横には

ポータルセンターが出来ていて

震災の記憶や記録を展示してありました




志津川にある防災庁舎

 来るたびに少しずつ朽ちていってます

























撤去が決まっているようです

 忘れない為に残しておこうという意見もありますが

見るたび辛い想いをするので撤去を望んでおられる方もいます










夜は気仙沼の居酒屋ぴんぽんさんにて


















大人気の居酒屋さんで

横のテーブルに目をやると

付き出し的なノリのけっこうな量のお刺身が!

こりゃあ人気あるはずだ...

おいしそうなお料理を横目に

我々ファンファーレロマンギャルドから演奏

















この日から合流した江戸太神楽の二重丸さん

















北九州の沖縄県人会の方によるエイサー

























皆様楽しんでいただけたようで良かった=3




四日目は3.11の日

この日は暴風警報が発令されるほどの強風でした

午前中は気仙沼の岩井崎海岸のモニュメントの前で

エイサーチームとともに

鎮魂演奏、鎮魂の舞を行いました


















午後からは

気仙沼の町を一望出来る安波山山上にて





















14:46の黙祷を挟んで

二重丸さんによる獅子舞の露払い

















沖縄チームによるエイサー
























我々も亡くなられた全ての命に祈りを込めて演奏しました



















五日目は

陸前高田市へ

午前中は町を視察

町の至る所にベルトコンベアが張り巡らされ

山から削った土砂をコンベアで運び

海岸沿いの嵩上げをしていました
























まだまだ津波の爪痕も生々しく

漂流物や生活の跡もそのままのところもありました

震災、津波の前はここにたくさんの日常があったんやなぁ

と感じました



















奇跡の一本松も近くまで行って見ました

























二年前初めてここを訪れた時

仮設の中の居酒屋さんで出会った地元のご夫婦に

あのレプリカの一本松に莫大な費用を掛けるのはどうか?

と聞かれたことがあった

これに掛けるお金でどれだけの人を救えるだろうか?

地場産業がなく観光で成り立っている地域で

この一本松だけが唯一の人を呼ぶ目玉なのか?

いろんな事が頭を巡り言葉にならなかった。。。

ご夫婦の答えはNO

その時の会話は今も記憶にはっきり残っている





午後からは小友小学校へ

子供たちに演奏と楽器の説明

















二重丸さんにバトンタッチして急いで

近くのデイケアセンターへ

こちらでも演奏と楽器の説明をして

二重丸さんによる獅子舞と太神楽
























そしてエイサーチームへバトンタッチ


















ここのデイケアセンターは

震災当時

二方向からどんどん水が押し寄せて

渦を巻き床下まで浸水したそうです

おじいちゃん、おばあちゃんの

「楽しかった。また来てね」

の言葉が本当に嬉しかった

「生きてたらこんなにいいもの見れるんだね」

と笑顔で仰っていたのが印象的でした





その後

地元のタコ漁師ゆうちゃん宅にお邪魔して

美味しいお食事を頂きました

最後は皆でカチャーシーを踊りました

「この時期はすごく辛くて眠れなかったけどすごく賑やかで本当に楽しかった」

と仰っていました

胸が熱くなりました
























「ここで見たこと聞いたことたくさんの人に話してね」

とも仰っておられました

こうやってブログに記してはみましたが

全てを伝えるのは難しいです

また会った時にでも

僕の見て来た東北の話をまた聞いてください




震災後初めて東北を訪れた時は

僕自身が気負いすぎて重々しく

苦しい思いをすることもよくありました




でも僕たちが東北を楽しむということも

大事なことだと思います

なぜならそこには

美味しい食べ物や美しい景色

会いたい人や帰って来たい場所があるから


















音楽にどれだけの力があって

何が出来るのかわかりませんが

僕に出来ることを継続していきたいです

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